地域密着型のサービスの一つであるグループホームは、グループホームの生活形態にはユニット型とサテライト型があります。ユニット型は1ユニットに5人から9人で、1施設に2ユニットまでという定めがあり、1ユニット内で料理や掃除などを分担して共同生活を行います。
小規模人数で、認知症の高齢者が穏やかに生活しやすい生活形態です。そんななか、2014年に創設されたサテライト型は、1人暮らしの練習が行えるということが大きな特徴です。
本体居住から近所に民間のアパートなどを借りて一人暮らしをするといった形式で、困ったことがあれば担当職員に連絡してサポートもしてもらえるといった生活形態です。
どちらの形でも人数が決まっているので、入居を希望しているから即入居できるとは限りません。
入居を考え始めたら、見学や入居体験などを行い、複数の施設をピックアップしておくといいでしょう。
また、グループホームにはショートステイといって最大で30日間利用できるサービスもあります。入居者がお試しよりも長く生活体験できるので、より施設を知ることが可能です。
在宅介護を行っている家族が一時的に介護できなくなる場合でも、ショートステイを利用することが出来ます。グループホーム側も、空き部屋を利用してショートステイ用の施設として活用できるので、効率の良いサービスといえます。
施設によっては医療体制が整っていたり、より認知症に手厚いケアが行われていたり、看取りや介護サービスのある施設も多く出てきています。
費用はサービス内容により異なるので、施設ごとによく情報収集する安心です。